MRI検査とは
MRI検査は、磁気と電波を利用して体の内部を詳しく調べる画像検査です。
体を切ったり針を刺したりすることはなく、検査中の痛みもありません。
放射線を使用しないため、被ばくの心配がない点も特徴のひとつです。
脳や脊髄、関節、内臓など、さまざまな部位を立体的に確認できるため、脳梗塞や脳腫瘍をはじめとした病気の評価に役立ちます。
症状がはっきりしている場合だけでなく、「念のため詳しく調べておきたい」というケースでも検討される検査です。
当院では、シーメンス製の1.5テスラMRIを導入しています。
検査中の音に配慮した静音化技術を採用しており、初めての方でも比較的落ち着いて検査を受けていただけます。
また、予約がなくても、当日の状況に応じてMRI検査が可能な体制を整えています。
MRI検査の流れ
MRI検査は、いくつかの確認と準備を行ったうえで進められます。
まず、体内や衣服に金属が含まれていないかを確認し、必要に応じて検査着へ着替えていただきます。
検査室に入る前に、時計やアクセサリー、金属製品などはロッカーに預けていただきます。
撮影部位に応じて専用の器具を装着し、検査中の音を和らげるためにヘッドホンを着けます。
体調に変化があった際にすぐ知らせていただけるよう、緊急用のブザーもお渡しします。
検査は、ベッドに横になった状態で行われます。
装置の中に入って撮影しますが、検査中は体を動かさずに過ごしていただきます。
撮影時間は内容にもよりますが、おおよそ20~30分程度です。
検査終了後は、当日行った画像検査について説明を行い、詳細な結果は後日お伝えします。
どんな時に検査を受けるべき?
MRI検査は、特定の病名が強く疑われる場合だけでなく、症状の背景を整理するためにも用いられます。
症状だけを見ても原因がはっきりしないことは少なくなく、画像で体の内部を確認することで、今後の対応を考える手がかりになる場合があります。
脳や神経、脊椎、関節、内臓など、幅広い部位を一度に評価できる点がMRI検査の特徴です。
「今すぐ大きな異常があるわけではなさそうだが、念のため確認しておきたい」といった場面でも検討されることがあります。
脳の病気が疑われるとき
突然起こった頭痛や、これまでと違うタイプの頭痛が続く場合、めまいやしびれ、物忘れが気になる場合には、脳の状態を詳しく調べる目的でMRI検査が検討されます。
こうした症状は一時的な体調変化によることもありますが、脳の血流や構造の変化が関係している可能性もあります。
脳梗塞や脳腫瘍は、初期の段階では症状がはっきりしないこともあり、問診や診察だけでは判断が難しい場合があります。
MRI検査によって脳の状態を画像で確認することで、経過観察でよいのか、追加の対応が必要かを整理しやすくなります。
脊椎の病気が疑われるとき
首や腰の痛みが続いている場合や、手足のしびれ、力が入りにくいといった症状がある場合には、脊椎や脊髄の状態を確認するためにMRI検査が役立ちます。
神経が圧迫されているかどうか、椎間板の状態に変化がないかといった点を詳しく評価することができます。
レントゲン検査では骨の状態は確認できますが、神経や椎間板といった軟部組織の変化は分かりにくいことがあります。
MRI検査では、こうした部分も含めて確認できるため、症状との関連を整理する際の参考になります。
手足や関節、内臓の病気が疑われるとき
関節の痛みや違和感が続いている場合や、原因がはっきりしない体の不調がある場合にも、MRI検査が用いられることがあります。
靱帯や筋肉、関節内の状態など、通常の検査では評価しにくい部分を確認できる点が特徴です。
また、腹部にある臓器の状態を調べる目的で行われることもあります。
炎症や腫瘍の有無を確認し、今後の経過観察や治療方針を考えるための情報として活用されるケースもあります。
MRI検査を受けられない場合
MRI検査は多くの情報を得られる検査ですが、すべての方が受けられるわけではありません。
体内に心臓ペースメーカーや除細動器、人工内耳などの医療機器が入っている場合、強い磁場の影響を受ける可能性があるため、検査が難しいことがあります。
また、体内に金属が埋め込まれている場合や、過去に特定の手術を受けている場合も、事前の確認が必要です。
閉所が苦手な方は、検査中に強い不安を感じることがあるため、事前に相談していただくことが大切です。
妊娠中、または妊娠の可能性がある場合にも、検査の必要性を慎重に検討します。
不安な点がある場合は、検査前の問診で必ずお伝えください。
福岡市東区でMRI検査をお探しの方へ
MRI検査は、症状の原因を整理し、今後の対応を考えるための大切な手がかりになります。
福岡市東区のかしい駅前内科・脳神経クリニックでは、予約がなくても当日の状況に応じてMRI検査を行っています。
また、当院は脳神経内科だけでなく一般内科も兼ねており、検査結果だけを見るのではなく、生活習慣や体調の背景も含めて確認しています。
食事や睡眠、運動、ストレスといった日常の要素が、症状に影響していることも少なくありません。
「検査を受けたほうがよいのか迷っている」「まずは相談してから決めたい」といった段階でも構いません。
気になる症状がある方は、まずは一度ご相談ください。